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目次
睡眠の質が変わる!?夜ジム通いの健康効果とは
「なんだか最近、夜よく眠れない」「朝起きても疲れが取れない」――そんな悩みを持っている方はいませんか?
現代人の多くが抱える“睡眠の質”の低下。それに対して、意外な改善方法として注目されているのが「夜のジム通い」です。
夜に運動をすると、むしろ寝つきが悪くなるのでは?と思われがちですが、正しいタイミングと内容で行えば、むしろ睡眠の質は向上することが、最近の研究でも明らかになってきています。
本記事では、夜ジム通いがなぜ睡眠に良い影響を与えるのか、その健康効果や注意点までを詳しく解説します。
1. 夜ジム通いで睡眠が改善する理由
運動による自律神経のリセット効果
私たちの体には、交感神経と副交感神経という2つの自律神経がバランスを保ちながら働いています。日中の仕事や人間関係などによるストレスで交感神経が優位になりがちな現代社会では、副交感神経への切り替えがうまくできず、結果的に「寝つけない」「眠りが浅い」といった睡眠トラブルを引き起こします。
しかし、夜に適度な運動を行うと、交感神経が一時的に活性化したあと、運動後に副交感神経が優位に切り替わります。この切り替えによって心身がリラックスし、自然な眠りへと導いてくれるのです。
深部体温の変化と眠気の関係
人間の体は、深部体温(内臓などの体の内部の温度)が下がるときに眠気を感じるようにできています。夜にジムで運動すると、一時的に深部体温が上がり、その後徐々に下がっていきます。この「下降タイミング」と「就寝タイミング」がうまく重なると、よりスムーズな入眠と深い眠りを得ることができます。
2. どんな運動が夜におすすめ?
夜にジムへ通う場合、運動の種類と時間帯が非常に重要です。ポイントは、「心拍数を上げすぎないこと」「就寝の2〜3時間前までに終えること」です。
有酸素運動(軽めのランニング・バイク・ウォーキング)
心拍数を適度に上げ、脂肪燃焼効果も高い有酸素運動は、夜におすすめの運動です。リズム運動によるリラックス効果もあり、ストレス軽減にもつながります。
ストレッチ・ヨガ
副交感神経を優位にするのに特に効果的なのが、ストレッチやヨガなどの静的運動です。呼吸を整えながら体をほぐすことで、全身の血行が良くなり、寝る前に最適なリラックスモードに導いてくれます。
軽めの筋トレ(自重トレーニングやマシンでの低負荷トレ)
筋トレは睡眠の質を高めるという研究結果もありますが、夜に高強度の筋トレを行うと、交感神経が過剰に刺激され、かえって寝つきが悪くなる場合があります。夜は低〜中程度の負荷で「程よく疲労感を感じる程度」に抑えるのがベターです。
3. 夜ジム通いの健康効果
夜にジムへ通うことで得られるのは、睡眠の質の向上だけではありません。継続することで、以下のような健康効果が期待できます。
睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌サポート
メラトニンは自然な眠りを導くホルモンで、光の刺激やストレスにより分泌が妨げられることがあります。夜の運動後に照明を落とした空間で過ごすことで、メラトニン分泌が促進され、より自然な眠りに入りやすくなります。
成長ホルモンの分泌を促進
筋トレなどで軽い筋疲労を起こしたあと、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉や肌、細胞の回復が促されます。美容やアンチエイジングを意識している方にとっても、夜の運動→良質な睡眠というサイクルは非常に有効です。
ストレス解消・心の安定
日中に蓄積したストレスは、夜のジムで汗を流すことでリセットされます。達成感や心地よい疲労感は、メンタルケアにもつながり、翌朝スッキリとした気分で目覚めることができます。
4. 夜ジム通いの注意点
効果的な夜ジム通いには、いくつかの注意点があります。逆にこれを守らないと、睡眠の質を落としてしまうことにもなりかねません。
運動時間は「就寝2〜3時間前」までに
運動直後は交感神経が優位になっているため、すぐに寝ようとしても難しいことがあります。最低でも就寝の2時間前には運動を終えて、クールダウンやリラックスタイムを確保しましょう。
高強度の運動は避ける
夜にHIITや全身を追い込むような高強度トレーニングを行うと、睡眠ホルモンの分泌が乱れたり、神経が高ぶって寝つきが悪くなる可能性があります。夜は「質より量」ではなく、「リズムとリラックス」を意識しましょう。
カフェインやエナジードリンクは控える
夜ジムでの集中力アップのためにエナジードリンクやカフェインを摂取する方もいますが、就寝に悪影響を及ぼすので注意が必要です。水やスポーツドリンク、カフェインレスのドリンクを選びましょう。
5. 夜ジム通いを習慣にするコツ
最後に、夜ジム通いを無理なく続けるためのコツを紹介します。
仕事帰りに直行できるルートを確保
「一度帰宅すると面倒くさい…」という方は多いはず。ジムが会社や職場の近くにある場合は、荷物を持ってそのまま立ち寄るルートを決めてしまいましょう。通いやすさは継続の鍵です。
トレーニングウェアを事前に用意
仕事や家事の疲れで「着替えるのが面倒」と思うこともあります。あらかじめウェアやシューズをまとめておくことで、気持ちのハードルを下げることができます。
無理のない頻度でスタート
毎日行こうとすると挫折しやすいので、まずは週2回程度からスタートしてみましょう。睡眠の変化を感じやすいのは、1〜2週間継続したあたりからです。
まとめ:夜ジムで心も体もリセットしよう
夜にジムへ通うことは、単なる運動習慣ではなく、心と体を整えるセルフケアの時間でもあります。ポイントは「無理をしないこと」「心地よく続けること」。自分の生活リズムに合わせた運動スタイルを見つけ、睡眠の質を上げる第一歩として、夜のジム通いを始めてみてはいかがでしょうか?
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